~ありがとうございます。~
なんと!絵を見て、「詩」と「物語」を作っていただきました!ページの最後に載せていますので、是非、読んでくださいね。とても、うれしい瞬間でした。絵を描いて本当に良かった。ありがとうございます。いつか絵本を作れると良いなぁ。
皆様からの感想をお待ちしております! 「お問い合わせ」から送付いただければ幸いです。
京都府在住 りつ子さんから
東京都在住 麻衣子さんから
東京都在住 麻衣子さんから
兵庫県在住 U木さんから
京都府在住 りつ子さんから
東京都在住 麻衣子さんから
愛知県在住 恵美子さんから
石川県在住 すみえさんから
石川県在住 すみえさん
京都府在住 りつ子さんから
兵庫県在住 U木さんから
京都府在住 りつ子さんから
神奈川県在住 しおみさんから
愛知県在住 恵美子さんから
東京都在住 宇宙船地球号さんから
兵庫県在住 U木ご夫妻から
京都府在住 りつ子さんから
神奈川県在住 S野さんから
京都府在住 りつ子さんから
絵「むすび」より りつ子さんから
<詩:天へ向かう> 2015.1.30
生きとし生けるものは
黒い大地に生まれ
明るい太陽の光りに生かされ
神の祈り 仏の願い を得て
幾年月を楽しく過ごすだろう
大きく渦巻く 星雲の中を渡る日が来て
やがて月が煌々と冴え 星が瞬く碧い宇宙へ
みな共に溶け込み消えて行くのだろう
<物語:宇宙くん> 2015.2.10
僕は一枚の絵、名前はまだない。
僕の生みの親は研ちゃん。とっても優しいおじさんなんだ。
僕は、2014年8月にこの世に生まれた。そして、翌年の1月、なんかひょんなことが重なった縁で、ある日突然、四角い額縁に入れられて研ちゃんの家から送り出されることになった。まだ、生まれて間もない僕は、海のものとも山のものともつかない、ひよっこ。どうなるんだろうと不安で、研ちゃんを少し恨んだりした。
そうして、着いた所は雪の降る寒い京都。全く見ず知らずの一人暮らしのおばさんの家だった。僕が着くと、おばさんはすぐに箱のひもを解き、僕を外に出してくれた。そして、その場で僕をじっくり見て、満足そうな笑顔を浮かべると、一旦部屋に入り、椅子を持って出て来た。
それから用心しながら 「ヨッコラショ」 と椅子の上に上がり、玄関に飾ってあった一枚の絵を外した。その跡に僕を飾ってみて 「あら~ ぴったりだわ!」 と大喜び。確かに僕はぐらつきもせず、安定感よく、そこに落ち着いた。
その後のおばさんは、僕のことを忘れてしまったかのように、玄関の片付けを始めた。その辺りに置かれているものを一つづつどこかに収納していき、最後にはきれいに拭き掃除をした。
すっかりきれいになった玄関は、清らかな空気に入れ代わり、僕も気持ちよくなって、うんと深呼吸してみた。おばさんの顔も優しくなり、玄関に静かに座ると、下から僕を見上げ、かなりの時間うっとりしているように見えた。
それからは朝 昼 晩、おばさんは玄関に出てくるたびに真剣な眼差しを僕の方に投げかけてくる。
僕は、なんだか嬉しくて、昼間は、太陽になって明るく輝いてみせたり、薄闇の中では、たくさんの瞬く星になったり、夜は、まあるい月となって白く耿耿(こうこう)と冴え渡って見せたりして、大いにサービスをしている。その度におばさんは 「まあ~」 と驚いた風で、何度も僕の前に来て僕に触れようとした。
そのうちおばさんは、僕に名前がないことに気付き、名前を付けることを思いついたらしい。そうして来る人来る人に僕を見せて 「ねぇ。この絵どう思う?」 「どんな感じかなぁ」 と聞いている。
”森羅万象” ”宇宙” ”再生” ”なんかすごい” ”イメージがいっぱい” などと聞かれた人は好き勝手なことを言って帰る。おばさんは、その度に僕の前にやってきて、あれこれ迷っているようだった。
そして僕の生みの親の研ちゃんに 「ちゃんと名前付けてよ!」 と談判したようだ。
その後、「本当の親が、名前を付けるのが一番いいんだけど」 と言いながら、どうも研ちゃんが考えてくれた名前が気に入らない様子なのである。
それからしばらくして、おばさんは ”私の宇宙くん” と僕を呼び始めた。
「宇宙くんかぁ。鉄腕アトムのアトム君みたいで、かっこ良いかも」 と僕は少し、いばってみたい気分になってきた。おばさんありがとう。そして、いつでもおばさんに気に入られるいい子でいたいなと思う。 宇宙
皆様からの感想をお待ちしております! 「お問い合わせ」から送付いただければ幸いです。